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楢原もか

月間ベスト

これまでの全歌 (6)

  • 地位2026/10/8 ・ 2026/10/8 21:00 の歌会(子の間) ・ 7 票

    廃といふ文字のかなしさ雨宿りしてゐるけれどづぶ濡れみたいな

    コメント 12 件
    横山基
    づぶ濡れ、いいですね〜 実際ので「ずぶ」をどう書くかは知りませんが、靴のなかまで濡れている感じがします
    横山基
    からで急に軽くなって「みたいな」で終わるのも、お歌の雰囲気とマッチしているように感じました
    シラタキガエル
    にするか迷いました。確かにまだれ(屋根)があるのに廃は濡れそう...
    域
    雨宿りしてるのにずぶ濡れになっちゃうのは確かに悲しい。。を使ったしっとりとした雰囲気が好きでした。
    Motoshi
    文字の形にフォーカスしている歌が好きなのですが自分ではなかなかがうまれないので、とても素敵だなと思いました。この部首が雨宿りしている感覚も、でも濡れちゃってるよねという感覚も、そう見えてくるのがすごいなと思いました。
    シラタキガエル
    ただわざわざ かなしい と直接的にする必要性はあったのかなぁと
    横山基
    「発」の部分に濡れている感じが見えなくて、そこがみなさんに聞きたいです
    紫荊シダル
    廃という字の形を表現した歌で非常に上手いなと感じました。廃という字はまだれに家が崩れた様子を表していますが、それを雨宿りしているのにずぶ濡れ、という表現にしたのが上手いと思います。また、表現にすることで「かなしさ」をとして用いているのもテクニカルだなと。寂しくて切ないだけではなく、の優しさが見え隠れしますね。
    島田
    自分もの「づぶ」がとてもいいなと思いました。 も美しく、「廃」という字に注目したの物悲しさも伝わってくるお歌でした。
    シラタキガエル

    紫荊シダル: 廃という字の形を表現した歌で非常に上手いなと感じました。廃という字はまだれに家が崩れた様子を表していますが、それを雨宿りしているのにずぶ濡れ、という表現にしたのが上手いと思います。また、文語表現にすることで「かなしさ」を掛詞として用いているのもテクニカルだなと。寂しくて切ないだけではなく、作中主体の優しさが見え隠れしますね。

    確かに...かなし はだ...取れませんでした
    横山基
    「廃」の字義とも重なっているのが見事ですよね
    紫荊シダル
    実際にどう見えるか、というよりその字をみたの感情がうたに表されているのがを感じるな、と。私も別にずぶ濡れには見えないですがそう言われたらそんな気がすると思わせる力があると感じました。
  • 天位2026/10/7 ・ 2026/10/7 21:00 の歌会(午の間) ・ 5 票

    そんな人だつたんだねと言はれても桃には毒もビタミンもある

    コメント 5 件
    昼
    人間は当然多面的であるという呆れをました。一種の開き直りみたいな。
    文絵
    この歌意で「桃」をチョイスするセンスに惹かれました。このは、相手のことを憎からず思っているように感じました。
    大根のつま
    そんな人だつたんだねと言った人は、が期待通りの言動をしなかったことに怒りがあるのでしょうか。のある一面だけ切り取ってたのでしょうな。 を使われているので、昔からいわれてることじゃんみたいなのが伝わります
    秋野 おり
    毒とビタミンの対比は、(他人の)人体に有害かどうかというが面白いと思います。甘さと渋さなど味覚に着目した対比とはまた異なるイメージがありますね。
    文絵

    大根のつま: そんな人だつたんだねと言った人は、主体が期待通りの言動をしなかったことに怒りがあるのでしょうか。主体のある一面だけ切り取ってたのでしょうな。 旧仮名遣いを使われているので、昔からいわれてることじゃんみたいなのが伝わります

    なるほど、自身がそんな人だつたんだねと言われている…!自分はの交際相手などを評した言葉ととっていました
  • 2026/9/24 ・ 2026/9/24 21:00 の歌会(酉の間) ・ 2 票

    弁当にちいかわかまぼこ入れたのに何も言はない息子を見上げる

    コメント 15 件
    十又水青
    悲しいなぁ……
    modern
    息子を見上げているんですね…
    海鯨
    子供は一般的に自分より背が低いはずですが、見上げるという表現を使っているので、もしかしてもう亡くなっているのか、、?と考えました。 それとも弁当のことなど気にかけず、ジャングルジムなどの高いところで無邪気に遊んでいる??
    よるん、
    「息子を見上げる」というところでどんでん返しが発生しているなあと思いました。もうすっかり成長して自分より大きいし、喜んでもいないのに、喜ぶだろうと「ちいかわかまぼこ」を入れてしまう母の一方的な感じとました。
    想田るうじゅ
    ちいかわかまぼこという現代的なに対して言はないとなのが興味深いです
    もりまりこ/ゼロの紙
    見上げると言う、身長差も描かれていて、無口になる年代を想像していました。
    十又水青
    まあそもそも息子さんは「ちいかわ」が好きなのだろうか……とも思う。年は分からないが
    modern
    なるほど…「見上げる」の部分がきれなかったので、皆さんの評が勉強になります
    よるん、

    十又水青: まあそもそも息子さんは「ちいかわ」が好きなのだろうか……とも思う。年は分からないが

    そうなんですよね。そこが分からないからなおのこと怖さがあります。
    海鯨

    もりまりこ/ゼロの紙: 見上げると言う、身長差も描かれていて、無口になる年代を想像していました。

    そのような解釈もありますね、、!
    もりまりこ/ゼロの紙
    昔からお弁当にリアクションしてくれたのにという背も見え隠れするような
    modern

    想田るうじゅ: ちいかわかまぼこという現代的なモチーフに対して言はないと旧仮名遣いなのが興味深いです

    わかります!奥行きを生んでいるなと思いました!
    想田るうじゅ
    あえてミステリアスにしているのでなければな要素を削ったほうが短歌としてはやすいのかなと思いました 日記のような役割が多いと感じてしまいました💦
    modern
    「ちいかわかまぼこ入れたのに」という抜きは可愛らしさを強調しているなと感じます!
    海鯨
    ちいかわかまぼこというモダンなvs言はないという的表現がを演出していて良いと思います
  • 人位2026/9/23 ・ 2026/9/23 21:00 の歌会(卯の間) ・ 4 票

    冷えすぎてしまつた桃を剥いてゐる今年は真鍮婚式らしい

    コメント 14 件
    modern
    「真鍮婚式」という言葉を恥ずかしながら知らず、検索しました…
    常世ネモ
    記念日なのに桃が冷えすぎてしまっているというが不穏ですね
    睦月 雪花
    冷えすぎてしまった桃は桃のえぐ味が出てしまうので、二人の関係性にもそれが出てきているのかなと思いました。
    夕瀬 誠
    すごく分かります 剥くという動詞もなんだか
    modern
    てみたら「桃」と「真鍮」のが美しく、良いお歌だ…と思いました!
    ほほ
    私も真鍮婚式はました。遣いも年月を感じられていいなと思いました。
    modern
    「冷えすぎてしまつた桃」が何かののようにも感じられるのもすごいと思います。「冷えすぎてしまつた」が良い…。
    睦月 雪花
    桃を完熟にするためには常温が必要、という前提を考えると常温の難しさ=フラットな関係性を保つ難しさに繋がっているようで深いな、と。
    modern

    睦月 雪花: 桃を完熟にするためには常温が必要、という前提を考えると常温の難しさ=フラットな関係性を保つ難しさに繋がっているようで深いな、と。

    常温=フラット…!なるほどです!
    常世ネモ
    今まさに桃を剥いていて、他人事のようにふと思い出した場面なのかな…と想像しました
    ほほ

    modern: 「冷えすぎてしまつた桃」が何かの比喩のようにも感じられるのもすごいと思います。「冷えすぎてしまつた」が良い…。

    私も「冷えすぎてしまつた桃」の部分すごく好きです!
    睦月 雪花
    今年は、ということはまだ真鍮婚式は来ていないということですよね…もうすでにあまり興味がなさそうなのが切ないです。
    modern
    なるほど…私は「真鍮」という金属の強めの冷たさと桃をるために「冷えすぎてしまつた」とされているのは好意的にとりました!
    杢野くも
    冷えすぎて、があることで剥く時の手のかじかみとか身体を伴ったリアルさが出ていると思います
  • 2026/9/22 ・ 2026/9/22 21:00 の歌会(子の間) ・ 6 票

    簡単に絶望なんてするもんかカラスの羽にむらさきを見る

    コメント 12 件
    yohei
    むらさき、好きです
    つきのみずうみ
    の強い意志に引きつけられました。
    半(はした)
    絶望なんてするもんかと希望を見出そうとする心理と、カラスの羽にむらさきを見出す行為。この組み合わせが見事だなと思いました
    おはぎ
    絶望というものは真っ黒だけど、それに抗うようにカラスの羽にむらさき色を見る、という表現に意志を感じられてよかったです。
    青野 朔
    かっこいい歌だなと思いました。カラスを黒と決めつけず、むらさきをするには、ぎゅっと見つめる強さが必要で、の決意と響きあっていると感じました。
    アカマツヒトコト
    の歌でもあると同時に、それ以上に強い表明の歌でもあると思いました。かっこいい。
    yohei
    最終的に頭の中がむらさき色になります。絶望から始まるのに
    半(はした)
    日本の伝統色に烏羽色というものがあるのですが、赤紫を極限まで黒に近づけたみたいな色味なので、それを思い出しました
    琳太郎
    とても個人的なのですが例えがカラスなのがしっくりきました。 カラスの黒は頑固な黒というイメージがあり、そこすらも変えていく勢いを感じました。
    yohei
    黒いボールペンって、そういえば塗りつぶしていくとむらさき色っぽくなるのを思いました
    おはぎ
    むらさき、をひらがなにしているのも、漢字の紫よりも柔らかい印象でありつつ、の強い意志を弱めているわけではないのが不思議です。バランス的にも、今作のむらさきのの方がいいと思いました。
    つきのみずうみ
    黒って確かに光ってる時に紫色に見えることがありますよね。絶望の中に光を見出そうといているのかもと思うと本当にかっこいいなと思います!
  • 天位2026/9/21 ・ 2026/9/21 21:00 の歌会(卯の間) ・ 6 票

    いま蝶を撥ねたと思ふ月曜の朝は交通量が多いね

    コメント 16 件
    さとうはな
    「蝶を撥ねた」という始まりでドキッとしました。そして結びにかけて「月曜は交通量が多い」という日常で着地するところが巧みだと感じます。
    葉宮 千陽
    表現がどきりとするような部分があり惹かれます。蝶の群れとましたが、これを交通量が多い、とされているのもうまいです!
    郡司和斗
    わかります!
    北谷雪
    月曜のどこか刺々しい気持ちをよく表していると思いました。綺麗な言葉選びをされていて、少し残酷さを秘めていてとても好きです
    さとうはな
    そうですね! 日常と残酷さ、兼ね備えているところにぐっときます。
    郡司和斗
    運転短歌は実はめずらしいですね
    郡司和斗
    いや、自分で運転はしてないのか
    新年new太朗
    月曜日と蝶をはねるの組み合わせが巧みだと感じました
    葉宮 千陽
    月曜であるのがまた深みを増していますね。憂鬱な気分を助長させるようなですし、の目線もそれに引っ張られて残酷寄りになっているようにも感じます。
    北谷雪
    蝶なのがいいですよね。撥ねていたとしても絶対目では見えていないし、実際には撥ねていない、あくまでもの心象風なのだと思いました。
    葉宮 千陽
    あとはですかね、「思ふ」がぽんと出てくることでいいアクセントになってます。
    とのもづかさ
    「思ふ」の唐突なで立ち止まりました。前半と後半のをつなぐようで切り離す効果をもたらしているように感じました。
    さとうはな
    確かに! 蝶をはねても目でも見えないし、体感としても分からない。それを「はねた」と気づくのは、の心象を表しているのでしょうね。
    郡司和斗
    やっぱ自分が地方で運転してる歌とたいなあ
    葉宮 千陽
    多いね、の終わり方がやさしくて、それが逆に不穏にさせる効果がありますね!
    北谷雪
    交通量が多いというのも、自分のなかの残酷さを周囲に言い訳しているようで、悪いなぁ(褒め)と思いました