さとうはな のアイコン

さとうはな

未来短歌会・彗星集所属。カナダに住んでいます。

月間ベスト

これまでの全歌 (5)

  • 地位2026/10/8 ・ 2026/10/8 21:00 の歌会(申の間) ・ 5 票

    朝にまた獣へ戻るわたしだが葡萄のジャムを小鍋にて炊く

    コメント 14 件
    一文字零
    全体のが強いだけに獣の荒々しさが際立っていますね
    大坪命樹@文学界にバリアフリーを望んで
    多分、昼間の仕事について、動物のように無心で、遊び心もなく機械的に働き、帰ってきた時間だけ人間に戻り、好きなブドウジャムを煮るという意味なのかと思いました。
    仙田てん
    丁寧な暮らしのニュアンスと、獣に戻るというインパクトが印象深くに取りました。が本当は獣であることにも、夜間ではなく日中獣なんだということにも面白さがありました。
    一文字零
    確かに人間が獣になるというと夜を想起させますよね、意外性がある歌だと思います
    なごむー
    なるほど 朝のバタバタを獣に喩えたのかなとましたが、日中すべてとのも楽しいですね
    たぬき
    獣に戻る、が具体的にどのようなことを言っているのかは切れていませんが、語のが巧妙でカラフルなが浮かびました、葡萄ジャムのビジュアルのグロテスクさのようなものにも生命性が宿っているように思いました
    仙田てん
    朝にまた獣へ、ということは獣でいる時間のほうが長いんですよね。そうでない僅かな時間にやることがジャムづくりというのがまた異様で良かったです。
    大坪命樹@文学界にバリアフリーを望んで
    葡萄のジャムって、なかなか見かけなくて、趣味が凝ってそうです
    たぬき

    一文字零: 確かに人間が獣になるというと夜を想起させますよね、意外性がある歌だと思います

    官能的な文脈で獣になる、は見たことあるような気がしますよね
    のの
    小鍋で葡萄のジャムを煮るという丁寧な人が獣になるという意外性とか二面性がいいなと思いました
    一文字零
    逆に、夜は日中とは違ってリラックスして獣(外行きの顔)の面を外すことができるという意味なのかなと思いました
    たぬき
    炊くというのも煮詰めるとかよりも炎にがよるような気がして、エネルギーを感じます
    大坪命樹@文学界にバリアフリーを望んで
    わたしとひらがなでかくと、は女性っぽい。絶対ではないけど
    仙田てん

    たぬき: 炊くというのも煮詰めるとかよりも炎に景がよるような気がして、エネルギーを感じます

    儀式めいたものも感じました、炊くに!
  • 地位2026/9/27 ・ 2026/9/27 21:00 の歌会(未の間) ・ 7 票

    日だまりに降りつもりゆく木犀よ秋は大きな鳥として来る

    コメント 19 件
    なごむー
    シンプルに後半が好きです
    村川愉季
    秋は大きな鳥として来る と言われたらたしかに大きな鳥だと思えるこののすごさ!
    爆乳声竜インボインボイスドラゴン
    です。木犀は金木犀なのなあとました。大きな鳥は降り積もった金木犀の花をみてそうしたのかなあと。、
    畳川鷺々
    とてもきれいで、幻想的です。無理のあることを断定的に言っているのですが、信じさせる力が歌にあると思いました。とさせていただきました。
    はつね
    秋の訪れを鳥になぞらえているところにとても趣を感じました。秋は涼しくなる季節ですが、大きな鳥というところでどこか暖かさを感じられるのも印象的です。
    村川愉季
    春夏冬 では絶対代替できないように感じます
    木ノ宮むじな
    降ってくる木犀のかけらを総体として大きな鳥と捉える感性、羨ましいです
    なごむー

    村川愉季: 春夏冬 では絶対代替できないように感じます

    分かります 秋だからこその華やかさだと思いました
    やももりえ
    秋の日向の色がドストレートに浮かんで好きです
    村川愉季
    日だまり 秋 鳥 のもいいなと思いました
    爆乳声竜インボインボイスドラゴン
    がちゃんと浮かんできますよね。過不足がない感じがして、うまいと思いました。
    はつね
    とでは別のことを言い表しているようですが、木屑と鳥で結びついていて、一連の句にまとまりが出ているなと感じられます。
    村川愉季
    (金?)木犀が積もっていく「動」が鳥や秋が来る「動」とリンクしているのがいいです
    爆乳声竜インボインボイスドラゴン
    私はニ物衝突というか、別のことを言ってる…というほどではなく、素直にのをで言ってるのかな?と思いました。
    はつね
    秋が来る前に木屑が降ってきていると取れるので、鳥が冬越しの営巣をしている姿を秋の訪れ(=大きな鳥)として表現していらっしゃるのでしょうか?とても素敵な感性をお持ちだと思いました。
    畳川鷺々
    どんな鳥でしょうね。秋だからといって紅葉のような色合いではない気がしますが。そういう想像をかきたててくるところも好きですね
    爆乳声竜インボインボイスドラゴン
    鳥はではなく実際の鳥というも確かに成立するかも。
    村川愉季
    自分はつぶやき実系でました 大きな鳥が来るときは空をぐわっと飛んでいるのがうれしいので、ふりつもるイメージとはまた別かなと
    木ノ宮むじな
    木犀だけでなく、深まっていく秋の落葉も鳥と捉えられそう
  • 2026/9/23 ・ 2026/9/23 21:00 の歌会(丑の間) ・ 5 票

    母からのLINEは猫のことばかり 風見鶏ただ東を向いて ※「猫」に「ミイ」のルビ

    コメント 17 件
    青木 菓子(あおき かこ)
    の「ただ」がように感じました。
    仲野キキョウ(なかのっち)
    にとって、母親がどのような思いを持っているのか、想像が膨らみます。
    しゃそう
    猫がただの猫ではなく、「ミイ」という名前がついているとわかって、が一気に上がりました
    和泉みずほ
    単なる猫ではなくて、名前で呼びかける母親のLINEの文が浮かんできて愛情を感じます。
    篠田ルルイエ
    雰囲気のある一首だと思いました。母に対して+−どういう気持ちを抱いているのか取るのが難しかったです。
    篠田ルルイエ
    風見鶏が東というのは、何かを暗示しているのでしょうか。
    市井すい
    風が吹くように日常的にお母様からLINEが届く様子を思い浮かべました。
    Kki
    を振る形の力を感じることができました。親子のやり取りの優しさも見えてくる感じました
    しゃそう
    「風見鶏ただ東を向いて」で自分は母が東の方角にいるのではないかと思いました
    市井すい
    ご実家が東の方なのかしら、とおもいました。
    青木 菓子(あおき かこ)
    「猫」に思い描いている名前のをふることで、作者の方が猫と長く暮らすなかで、作者の方にとって猫=「ミイ」という式ができていることが強く伝わりました。
    仲野キキョウ(なかのっち)
    東は太陽が昇る向きなので、は気持ちを前向きにしたいのかな、と考えました。 たとえば、母親の認知が始まって、介護に入る前の覚悟等があるのかなと。
    和泉みずほ
    本当は猫以外のことも話してほしいのかもしれませんね。
    篠田ルルイエ

    仲野キキョウ(なかのっち): 東は太陽が昇る向きなので、主体は気持ちを前向きにしたいのかな、と考えました。 たとえば、母親の認知が始まって、介護に入る前の覚悟等があるのかなと。

    なるほどです。私も猫の話以外に本当に話したいことがにはあるんじゃないかな、というイメージを持ちました。
    仲野キキョウ(なかのっち)
    LINEで実家の猫(ミイ)について何度も送ってきている母親と想像していました。 の気持ちを考えるのが、手側の想像力を高めるので、素敵なお歌だと思います。
    篠田ルルイエ

    青木 菓子(あおき かこ): 下の句の「ただ」が効いているように感じました。

    同感です。良いですよね
    しゃそう

    仲野キキョウ(なかのっち): 東は太陽が昇る向きなので、主体は気持ちを前向きにしたいのかな、と考えました。 たとえば、母親の認知が始まって、介護に入る前の覚悟等があるのかなと。

    「前向きにしたい」という意味で取るとすれば、「東を向いて」というのが願いのようにも思えてきました
  • 2026/9/22 ・ 2026/9/22 21:00 の歌会(丑の間) ・ 7 票

    焼きたてのベーグルを割くこのように交わされてゆく日々の契約

    コメント 21 件
    星屑あくしあ
    「ベーグルを割く」という極めて日常的な動作を、「日々の契約」へしたが印象に残りました
    椎本阿吽
    割くという動作が結ぶ契約の例えになっているのは面白いと感じました。
    夕瀬 誠

    椎本阿吽: 割くという動作が結ぶ契約の例えになっているのは面白いと感じました。

    同じくです。その意外性が好きでした。
    やすらか
    なぜか「割り印だぁ!」と思いました。
    睦月 雪花
    ベーグルである必然性が私には取れず、少し難しかったです…
    綾小鳥
    焼きたてのベーグルを手で割く時ってかなり熱く、負担を伴う行為だと思います。また、割くという不可逆的な行為からも、契約の重みが感じられました。合わせたら丸に戻るのも、勘合貿易みたいでがいいなと感じました。
    星屑あくしあ
    一度結ばれる契約ではなく、ベーグルを割くような何気ない日々の中で、何度も何度も更新されていく関係。静かな生活詠でありながら、かなり思想的だなと
    夕瀬 誠
    あと約束じゃなくて契約なんですよね、皆さんはどう受け止めましたか?
    やすらか
    よく考えたら勘合符の方が近いですね。
    ハウルの動かない黒子
    「焼きたてのベーグルを割く」という細部がお見事だと思いました。切るのではなく「割く」と言ったことで手の力と皮の弾力が伝わってきて、「焼きたて」であることで湯気や香りまで気がしました。輪の形をしたベーグルを二つに割くという動作は、一つのものを分け合う関係だとか、割いても輪の断片がつながりを思わせる形であるとか、読者の側に何重もの連想を呼び起こしている気がします
    やすらか
    ベーグルの片割れはいま割いたそれしかありえないので契約なのかなと思いました。
    綾小鳥

    夕瀬 誠: あと約束じゃなくて契約なんですよね、皆さんはどう受け止めましたか?

    自分は約束よりも契約の方が重みのある行為で、「割く」に合ってると感じます。ただ、「日々の」があるのでどちらに重きを置くかは難しいところではあるかと、、
    星屑あくしあ
    「契約」は未来を保証する言葉ではなく、現在を毎日成立させる行為なのかと思いました
    夕瀬 誠
    割くとのコロケーション的には確かに契約の重みが合いますね
    睦月 雪花
    それでも、焼きたてのベーグル割くという柔らかなと契約というカッチリとしたのギャップに惹かれました。
    椎本阿吽

    夕瀬 誠: あと約束じゃなくて契約なんですよね、皆さんはどう受け止めましたか?

    約束より固く難しいものなので、若干割く動作のたやすさに合ってない気もしましたが、そこ固い言葉遣いとベーグルノ柔らかさが比較される感じで、それもまたよし、という感じです
    やすらか
    ベーグルって冷めると硬くて割るの結構大変なので、日常的でありながら努力しないと続けられないものという意味かなと思いました。
    夕瀬 誠

    やすらか: ベーグルって冷めると硬くて割るの結構大変なので、日常的でありながら努力しないと続けられないものという意味かなと思いました。

    この解釈すごく好きです…
    やすらか
    でも焼きたてとあるので、熱々でした!失礼しました
    夕瀬 誠
    ベーグルの必然性はこれかもしれませんね
    綾小鳥

    やすらか: ベーグルって冷めると硬くて割るの結構大変なので、日常的でありながら努力しないと続けられないものという意味かなと思いました。

    ベーグルである必然性については少し疑問があったのですが、このはなかったです…確かに…
  • 地位2026/9/21 ・ 2026/9/21 21:00 の歌会(卯の間) ・ 5 票

    雨のあと空気がきれいになるように泣けばこころはみずうみの凪

    コメント 13 件
    とのもづかさ
    それこそ雨の後の空気のようにすっきりとした気持ちにさせてくれる歌だなと思いました。
    葉宮 千陽
    にしました! とにかくのうつくしさでぶん殴られて、入れざるを得なかったです(褒め言葉) こころ、みずうみがひらがなに開かれており水のやわらかさ、凪の穏やかさが表現されていてとにかくうまいです。
    新年new太朗
    海じゃなくてみずうみなのが巧みだと感じました
    葉宮 千陽

    新年new太朗: 海じゃなくてみずうみなのが巧みだと感じました

    より穏やかなみずうみ、さらにそれの凪というところ表現のうまさですよね。
    楢原もか
    美しく的確なを、少し子供っぽい言葉遣いで詠んでいるのが、このというか、世界観によく合っていると感じました。
    郡司和斗
    ちょっととがストレートすぎるかなあ
    とのもづかさ
    泣いたあとに吸い込む空気って身体が熱いぶんひんやりとしている気がして、それがみずうみ・凪の持つ静謐さとリンクしている気がします。
    郡司和斗
    でも文体が全体的に透明感あっていいですね
    新年new太朗
    雨のあとって自分は光とか空とかに注目してしまいますが空気がきれいだと感じるのはすてきな感性だなと
    北谷雪
    あえて湖に使うことで穏やかさを重ねているのかな、とも思いましたが、凪は海に使う言葉なのではと少し引っかかりました。
    葉宮 千陽

    郡司和斗: ちょっと見立てと比喩がストレートすぎるかなあ

    多少のストレートさはあるものの、それを補って余りあるのうつくしさと描写のつながりがとてもうまく絡み合っている気がしました!
    郡司和斗
    たしかに、そうですなー
    葉宮 千陽

    北谷雪: あえて湖に使うことで穏やかさを重ねているのかな、とも思いましたが、凪は海に使う言葉なのではと少し引っかかりました。

    そこもすごく悩んだというか、一瞬立ち止まらされました。本来波のないみずうみに凪という概念はないのですが、敢えてなのかな、と思いましたし、そこがこの歌のストロングポイントとして捉えました。