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月間ベスト

これまでの全歌 (6)

  • 地位2026/10/9 ・ 2026/10/9 21:00 の歌会(子の間) ・ 7 票

    雨どいに角度がついているように泣くべきシーンのわかる映画

    コメント 13 件
    yohei
    上手いですよね、
    永井日々
    なんでこのが自分に思いつかなかったんだろうと思うくらいに良い。
    つぐむ
    素直に「いい!」と思いました
    yohei
    ほぼ説明なしでも、
    紫荊シダル
    上手いなと感じました。雨どいと泣くと言う対比が見事に噛み合うし、雨どいに角度がつけられているという人間と意図的な構図と映画で明らかに泣かせようとしているシーンという意外性のある同士を見事に組み合わせていると思います。お見事でした。
    yohei
    雨どいに、もし、角度がついていなかったら、を想像しました
    紫荊シダル
    はでしたが泣くべきシーンのわかる映画と1本化することでそこまで目立たないなと思いました
    つぐむ
    泣くべきシーンのわかる映画をがどう捉えているのかがわかるヒントがあると、もっと良くなると思いました。……というか、知りたくなる! 良い意味で捉えてるのか、悪い意味なのか、そこに意味はないのか……
    そば
    がほんとに詩的なんですよね。雨どいから雨が地面に滴る瞬間を合図とも、雨どいがあるからいつでも泣いていいとも取れます。泣くを涙で表現するのは見慣れたことですが、を引いて雨どいを加えることでやさしい表現として昇華していてすごく好きです。
    紫荊シダル
    これは感情を言いすぎてしまうともったいないと思います。逆にしらけさせてしまいそう。それこそ泣くべきシーンになってしまって……。読者に投げているから良いと思います。
    そば
    映画という客観的なものを取り入れているから、感情を出しすぎない方が映えると思います。
    紫荊シダル
    が良いも悪いも言わないからこそ普遍性がある短歌の醍醐味という感じがします
    つぐむ
    泣くべきシーンが分かるのって、基本的に映画としては良くないことのような気もして……
  • 地位2026/9/27 ・ 2026/9/27 14:00 の歌会(酉の間) ・ 4 票

    まっくらにならないままに夜が明けていつもそういう泣きかたをする

    コメント 9 件
    宮蛍
    暗くなっても「まっくらにならない」。悲しんで泣いても、そのピークは「悲しさ」の100%にならない。どこか嘘の感情、不純物が混じっているということだろうか。 「泣きかた」だけだから誰がそういう泣きかたをするのかは特定できない。自分なら自嘲めいた響きがあるし、特定の誰かならその人に対する「気づいているよ」という目くばせを感じる。でも他人だとしたら、100の悲しみなんてない方がいいのだから、それはそれで優しさのある目くばせなのかもしれない。
    星屑あくしあ
    夜が明けることと救われることを切り離しているのが印象的でした
    テンション
    泣くことに夢中で外がくらくなったのを知らない。朝が来て顔を上げたら明るくなっていた?
    宮蛍
    個人的には結構自嘲の印象があって、泣きたくなるぐらい悲しくなっても、泣き終わったら案外ケロッとしちゃうんだよな、ということなのかなと思っていました。
    星屑あくしあ
    何度も繰り返されてきた夜なんでしょうね
    宮蛍
    夜が明ける、というと、人間の心の動きとしての泣きかたを重ねるところから、結構短歌詠みなれた人の作品なのかなとは思いました。ちゃんとしてるというか。
    祓
    刺さりました。 夜は普通、真っ暗になってから明けるものだけど、は自分を普通からかけ離れている存在だとを 思っているのかなと思いました。
    テンション
    いつもそう、という諦観や呆れ。が観察者であっても泣く本人であったとしても、そこには改善への意気込みはないのかな
    宮蛍

    祓: 刺さりました。 夜は普通、真っ暗になってから明けるものだけど、主体は自分を普通からかけ離れている存在だとを 思っているのかなと思いました。

    今の夜はなんだかんだ月が出たり灯りがあったり、真っ暗にはならなくて、だから個人的には逆に自分ってふつうの(100になりきれない半端な)存在だな、という印象を受けましたね。
  • 地位2026/9/26 ・ 2026/9/26 14:00 の歌会(卯の間) ・ 5 票

    わたしのなかに傘をひらけば濡れぬまま朝を迎える貝殻ひとつ

    コメント 10 件
    椎本阿吽
    の滑らかさがとても良かったです。そして、描かれているもとてもきれいでした。は少し悲しいことがあったのでしょうか。その悲しさから一つの貝殻を守るために傘をのが、の優しさを感じ取られて素敵です。
    藤井ジフ
    自分の中で傘が開かれるということが、今まで私は出会ったことがない表現で好きでした。
    宇井モナミ
    「貝殻」はにとっての大切なもののかなと思いました。貝殻って本来水の中のものなので濡れても大丈夫なんですけど、それをあえて濡れないようにやさしく大事に守っているということにとても大きな意味があるのだろうと思います。
    そのた
    貝殻は濡れるイメージがあって、でもは濡らしたくなくて。わたしのための綺麗さを守っているように感じました。
    宇井モナミ
    傘というのも等身大なやさしさのようで好きです
    ぴ
    全体的にひらがなの多い言葉選びがそのままやさしさを反映しているように感じました。
    椎本阿吽
    「ひとつの貝殻」ではなく「貝殻ひとつ」という締め方もいいですね。ひらがなから始まり、ひらがなで終わるのがいいです。漢字の開き方が好きです。
    宇井モナミ
    詠んだ方の静かなやさしさが感じられて良いですね
    藤井ジフ
    何かを守るものが共存しているようにも感じました。わたし(の体)>傘>貝殻> のようにも見え、にとって余程大切なものがあるのだろうなと思いました。
    =^_^=🐈=^_^=
    わたしと貝殻のサイズ感好きで、の傘をひらけばで、実際に傘がぼんと感じがして面白いです
  • 天位2026/9/25 ・ 2026/9/25 21:00 の歌会(戊辰の間) ・ 4 票

    国語辞典のような背中を見せながら仕事の電話を父はしていた

    コメント 6 件
    スズキ皐月
    大きすぎず小さいわけでもない背中ですよね。幼い頃は大きく見えるのかもしれない。すごく良いだと思います。
    新妻ネトラ
    広辞苑とか漢字辞典ではなく国語辞典というところにお父様のおおらかさや穏やかさを感じました(何故?と聞かれると答えられないのですが)仕事の電話というのは子ども目線ではつまらないものとも捉えられるのに、このでは描写がないのに尊敬していることがよく伝わってきて好きです。
    淡島けのび
    まさに生き字引ですよね〜。 考えなくてもいいことかもですが、このは男性性的な憧れを父に向けているのかなあと思いました。大人になればなるほど両親の大人の部分にリスペクトが増してくるよなあ〜、と思いながら読んでいました。
    北峯薫
    国語辞典、博識だったのかなと思わされました。大きい背中ではなかったかもしれないけど、確かに作者には立派な父君だったのだろうと
    スズキ皐月
    子どもが見えるところで電話する父なのかなとも思います。「見せながら」がそうさせるんでしょうね。 そのあたりから家のまで想像がいきますね。
    新妻ネトラ
    「父は仕事の電話をしていた」ではなく「仕事の電話を父はしていた」とすることでより父に重きが置かれていることが強調されているのかな?と思いました。順序って大切ですね…!
  • 人位2026/9/22 ・ 2026/9/22 21:00 の歌会(子の間) ・ 5 票

    相似形いくつ揃えてひとつだけ吊り革がまだ揺れやまずいる

    コメント 12 件
    yohei
    日常のの切り取りが秀逸でした
    青野 朔
    ドラマを感じました。まだ揺れている吊り革を、さっきまで握っていた人に何があったのだろうと。がおもしろいです。
    つきのみずうみ
    誰かに選ばれなかった吊り革をイメージしましたが、確かに選ばれていたけど手放されてしまった寂しさもあるかもしれませんね。
    おはぎ
    ひとつだけ揺れているままの吊り革が、同調圧力の強い社会のなかでも、自分の意志を貫いている何かがあるように感じられて、それが具体的には書かれていませんがその余白も含めて魅力のある一首でした。
    半(はした)
    ひとつだけ揺れる吊り革。仲間外れなような、相似形たちの中で個として生きているような感じがしていいなと思いました
    半(はした)
    ながら一瞬で自分が電車の座席に座っている感覚になれました
    楢原もか
    電車にほとんど乗らないので、ちょっと想像しきれなかったです。 「いくつ」と「ひとつだけ」と数を表す言葉が近すぎて、わかりにくさも感じます。もう少しわかりやすくなる語順がありそう。
    yohei
    揺れやまずいる、が不安というか、ドラマ感を演出しているのですね
    青野 朔
    いくつ、ひとつ、吊り革、の「つ」のもよかったです
    おはぎ
    人間自体、離れて見ればほとんど相似形で、それがたくさん揃っている満員電車を、相似形ということばと吊り革を描くことで表現しているのが新鮮でした。
    yohei
    みなさん上手いです
    琳太郎

    おはぎ: ひとつだけ揺れているままの吊り革が、同調圧力の強い社会のなかでも、自分の意志を貫いている何かがあるように感じられて、それが具体的には書かれていませんがその余白も含めて魅力のある一首でした。

    投票時は感じられなかったのですが、このコメントを拝見してとてもできました!
  • 天位2026/9/21 ・ 2026/9/21 21:00 の歌会(辰の間) ・ 5 票

    一本だけえのきを剥いで ひとごみをひとにかえして 土鍋に入れる

    コメント 9 件
    エバラ
    とりあえずとても刺さる
    橘酔生
    にしようかと迷いました 風のマクロ的と手元の鍋の小さなの交錯が見事でした
    棹流
    ひとごみをひとにかえしてはえのきたちのことなのかなあと想像が膨らみました!
    エバラ
    1本ずつ見た時のえのきってきのこの中でもかなり人に近いシルエットをしているなぁと思いました
    エバラ
    人混みという密集の冷たさと土鍋という隙間や余裕のある温かさが面白い対比だなぁと思いました。
    居間
    剥がれたえのきと人混みから出た人が重なっているのかと繋がって勝手にすっきりしました。すごいです。
    エバラ
    人を詠むようでもあり、空間を詠んでいるようでもあるなと思います。おもしろい
    卒業
    4句目までの「えのき」と「ひと」の対比がやはり良いと思いました。ただで「土鍋にいれる」は個人的にはきれなさというか小さくまとまってしまっている気がしてしまいました。
    エバラ

    卒業: 4句目までの「えのき」と「ひと」の対比がやはり良いと思いました。ただ結句で「土鍋にいれる」は個人的には読みきれなさというか小さくまとまってしまっている気がしてしまいました。

    その小ささが帰るべき場所に帰結している人間本来の安心感を出しているかなぁとも