
雲井ひるね
月間ベスト
- 2026-10 ・ 5 票 ・ 2026/10/10 21:00 の歌会(卯の間)
犬をみた眼はすこしだけゆるむから小雨のようなまばたきをする
- 2026-09 ・ 6 票 ・ 2026/9/21 21:00 の歌会(午の間)
複眼のひとつひとつが暮れてゆく晩夏を引きつれてあかあきつ
これまでの全歌 (5)
- 天位2026/10/10 ・ 2026/10/10 21:00 の歌会(卯の間) ・ 5 票
犬をみた眼はすこしだけゆるむから小雨のようなまばたきをする
コメント 10 件
なごむー細やかにフォーカスしているところが好きです
椎本阿吽動物を見る目線を「ゆるむ」と表現するのが柔らかくて面白かったです。そして、後半のも、もなく畳まれるまぶたのイメージが想起させられて、綺麗だと感じました。amp小雨のようなまばたき、とても良いですね。「ゆるむ」というもやさしい雰囲気に合っていると思います
あきの つきに取らせていただきました。「すこしだけゆるむ」ということで、はそれまで険しい目をしていたのかなと想像しました。「小雨のようなまばたき」の柔らかな雰囲気も好きです。パスタ小雨のようなまばたき、がおもしろかったです
なごむーひらがなで開いているのも印象に合わせたものですかね
椎本阿吽正直、どういう状況下といったはあまり浮かんでこないのですが、やはり雰囲気が良いのでそこらへんが気になりませんね、上手い歌だと思います。
あきの つき目ではなく「眼」とすることでより硬い印象があり、そこから平仮名へ移る柔らかい印象への流れも素敵でした
佳沙葦りんみなさんの評で、小雨のようなまばたきがなるほどと思いましたパスタゆるむ、の言い方も、涙腺がゆるむ、みたいな既存の表現が少し想起されてそれが小雨ともあいしょうよいきがします - 2026/9/26 ・ 2026/9/26 21:00 の歌会(亥の間) ・ 2 票
淡い雨に傘をひろげて立ち入れば水の砕ける音ふたつする
コメント 14 件
yohei水たまりのがふたつして、二人で歩き出す歌なのかと思いました
市井すい立ち入れば、という表現が好きです。見えない扉をくぐって雨の降る世界に一歩を踏み出す感じがしていいなと思いました。
yohei市井すい: 立ち入れば、という表現が好きです。見えない扉をくぐって雨の降る世界に一歩を踏み出す感じがしていいなと思いました。
たしかに。境界へ立ち入る感じですかね
星野ぽえ淡い雨っていう表現もきれいだし、想像したら全体的にキレイな感じで好きですみっぷ淡いと砕けるののかんじがいいなとおもいましたゆゆが綺麗に浮かんできて、素敵な色のあるうただとおもいました
星野ぽえ勘が悪くて最初は分からなかったのですが、傘と足下で2つなんですね、意味を理解するともっときれいですね!
yohei星野ぽえ: 勘が悪くて最初は分からなかったのですが、傘と足下で2つなんですね、意味を理解するともっときれいですね!
なるほど、傘は一つで、二人入ってて、足ふたつ、かと思ってました。でもいろんな解釈できると思う
再開発くん霧雨のような雨の中に傘をひろげて入る瞬間の感覚を歌っているとました。とり切れなかったのが水の砕けるが「ふたつ」という数の指定をされているので、この指定がのか判然としなかったからです。淡い雨なら傘にあたるはちいさく淡く無数に起こっているはずで、そのあたりのの確定しなさは手として腑に落ちない表現と感じました。睦月 雪花にaが多いのがの美しさを引き立てていると思いました。
yohei再開発くん: 霧雨のような雨の中に傘をひろげて入る瞬間の感覚を歌っていると読みました。とり切れなかったのが水の砕ける音が「ふたつ」という数の指定をされているので、この指定が効いているのか判然としなかったからです。淡い雨なら傘にあたる音はちいさく淡く無数に起こっているはずで、そのあたりの景の確定しなさは読み手として腑に落ちない表現と感じました。
あえて、ふたつ、とすることで、ともうひとりを浮き上がらせているのかと思いますみっぷ傘に当たると水たまりのと考えると二つを聞き分けてる感があってふたつもいいのかなとおもいました
yoheiみっぷ: 傘に当たる音と水たまりの音と考えると二つを聞き分けてる感があってふたつもいいのかなとおもいました
それもありますよねー迷います
再開発くんyohei: あえて、ふたつ、とすることで、主体ともうひとりを浮き上がらせているのかと思います
だとすると、淡い雨と傘にぶつかる雨の大きなは相性が悪いのではないでしょうか? - 人位2026/9/25 ・ 2026/9/25 21:00 の歌会(辰の間) ・ 4 票
降車するわたしをさらりと抱きとめて潮風街へ吹き去ってゆく
コメント 14 件
くらやみお姉さんわたし さらり は韻がありますね
星野だいすけ抱きとめるけど、さらりなのが好きでした
紫荊シダル電車から降りた際にふと吹いた潮風の心地よさを、抱きとめるという表現で表したのが非常にうまいと感じました。
海鯨思わず振り向いてしまうような臨場感です
杢野くも紫荊シダル: 電車から降りた際にふと吹いた潮風の心地よさを、抱きとめるという表現で表したのが非常にうまいと感じました。
私はバスだと思ってました。いろんながありますね
くらやみお姉さん抱きとめて の「とめて」までいうのはけっこう独特な感じがします 化が濃い
紫荊シダルサ行のの多さも歌の内容と響き合い、繊細に美しく響いているように感じます。
なごむー街のが綺麗ですね 既に近いお話も出ていますが、降車した瞬間、当たった風を身体が強く意識しやすいから、瞬間的に抱きとめたように感じるよなと思いました
中森温泉電車から降りて、海の近い街に行くのかなと感じました。その自分が自然と連れ去られるような描写にを感じました。
なごむー杢野くも: 私はバスだと思ってました。いろんな読みがありますね
わたしもバスだと思いました
紫荊シダルわたしは海側を見て降りているから潮風は街に去ってゆくように感じたんでしょうね。無理のない言葉の選択でうまく伝わってくるのが非常に素敵です。
くらやみお姉さん海辺の街へ到着したんでしょうけど、「街へ吹き去ってゆく」だと街が後になってる気もするから、街より海が目的地なんですかね
紫荊シダル好きなお歌で本当に最後までと悩んだお歌でした。
海鯨街の光まで見えてくるのが想像力を掻き立てられる歌で好きです - 天位2026/9/21 ・ 2026/9/21 21:00 の歌会(午の間) ・ 6 票
複眼のひとつひとつが暮れてゆく晩夏を引きつれてあかあきつ
コメント 16 件
十又水青アキアカネをうたった歌なのかな? が素敵
橋本牧人あかあきつは赤とんぼのことですが、そのとんぼの目のひとつひとつの複眼に着目するが印象的でした。
葉山つぐみ声に出した時のリズムが良くて好きです
かしくられいのが引き連れている感じを生んでいてすきでした高須悠理庭にとんぼがたくさん飛んでいるのを最近よく眺めているので、よりグッときました
北狐(きたきつね)暮れている夕陽はひとつであるはずなのに、複眼がそれを視認することでそれが複数に分裂する面白さがありました。まるで晩夏に感じる寂しさそのものが複数に分裂するかのように。
かしくられい複眼のひとつひとつ、小さなところから晩夏と大きく広がってうつくしいです
橋本牧人の表現には懐疑的です。「晩夏を引きつれて」のあとの動詞の省略が ・去る=秋になる ・来る=晩夏になる なのかが、この歌から取れないのがむずかしい歌だと感じました
葉山つぐみ「複眼のひとつひとつ」に夏が終わってしまう秒のような寂しさを感じました
橋本牧人アキアカネは秋の季語ですが、晩夏にはちらほら見かけるので、去るとも来るともとれるのがより一層もどかしい
かしくられい橋本牧人: 下句の表現には懐疑的です。「晩夏を引きつれて」のあとの動詞の省略が ・去る=秋になる ・来る=晩夏になる なのかが、この歌から読み取れないのがむずかしい歌だと感じました
連れて(いって)、というお願い?みたいな感じで読んでました そう言われると動詞がなくて浮いている感じはしますね
十又水青両方取れるからこそいい歌ともとれますね
北狐(きたきつね)不勉強で「あかあきつ」を知らなかったのですが、赤とんぼのことなんですね。トンボが秋を複数にする面白さがあります。
かしくられい引きつれた、とせず引きつれて、としたところに意図があるように思いました
北狐(きたきつね)の「赤とんぼ」に秋を感じるので、晩夏→秋とトンボが季節の変化を引き連れるみたいな感じもありました。
北狐(きたきつね)紙芝居を1枚めくるみたいな。 - 人位2026/9/20 ・ 2026/9/20 21:00 の歌会(申の間) ・ 5 票
飲み終えたグラスに影をそそぎあうもうすこしだけ完璧な昼
コメント 13 件
西雪あかり何を飲んでいるんだろう?と思いました。なんとなくワインのイメージです。「影をそそぎあう」の響きが素敵です
さとうはな「そそぎあう」なので場には2人いるのですね。「もうすこしだけ」ということで、なんだか緊張感があります。ほんとうはもうすぐ壊れそうな状況なんだけど、平静を保っているような。
鈴木ベルキ飲み終えてからも2人の時間は続き、それが愛おしい時間なのかと思いました。
白野さざんかそそぐ液体そのものでなく影で表現するのがお洒落だなぁと思いました
さとうはなわたしは透明な液体、ペリエとかを想像しました。
高城顔面(歌集販売中)からの流れがいいですよね。お酒か何かを注げば、空のグラスに影が差すわけで。「完璧な昼」で落としているのが美しいです。
大和田サクでとりました! まずのがすごく綺麗でそこに惹かれて。 で「もうすこしだけ」と来るんですよね、そこにのこの時間に対する姿勢がとても見えてくるような気がして、切れてはいないんですけどかなり好きだなと思いました。
西雪あかりさとうはな: わたしは透明な液体、ペリエとかを想像しました。
なるほど!透明な液体だと影も際立ちますものね
さとうはなのがとてもきれいですね。飲み物を注ぎ合うのではなく「影」を注ぎ合うということで、グラスの透明感や場面の明るさ、光も伝えている気がする。
大和田サク「影」や「もうすこしだけ」など、光に満ちたなんですけど意図的に影が配置されているなと思います。
高城顔面(歌集販売中)光のことを直接詠んでいないのに、光の存在を感じさせられるの、上手いですね…
ぽっぷこーんじぇる「もうすこしだけ完璧な昼」はいまのこの時間がもっと続いてほしいという願望が込められているようでよかったです。「影をそそぎあう」はうまく取れなかったです……。
大和田サク「注ぎ合う」や「少し」など平仮名にバランス感覚もいいなと思います。影を描くことで光を意識させる素敵な一首だなと思います!